2007年09月08日

ママさんリレーエッセイ

ママさんリレーエッセイ
          vol1


コスモス 高江洲ノリ子ママ

大切なのは初心に立ち返ることとアララガマ精神




記念すべき第一回目に紹介するのは
笑顔がひときわ華やかなコスモスのノリ子ママ。
 ママは十九歳で宮古島から本島へ。
理容師を経て三十五歳で税務署通りにコスモスをオープンさせた。
五年後税務署通りに移転、更に八年後、現在の場所に移り九年、
計二十二年の長い歴史を誇る中の町でも代表的老舗スナックのママだ。

 コスモスはスタッフ八名を抱える大所帯。
毎夜大勢のお客様で賑わっている。
ママは接客をしながらスタッフやお客様の様子に常に気を配っている。
 オープン当時「接客とは何か」を心がけ、がむしゃらに努力を重ねた。
苦しいことも多かったが頑張り続けた甲斐もあり店は繁盛店に。

 しかし浮き沈みの激しい世界、最初の移転をきっかけに客が激減する。
「もうやめてしまおう」何度となくそう思った。だがここでやめたら
負け犬になると思うと悔しかった。ママはこの時、
店を始めた頃のあの気持ちに立ち返ることが大切なのではないかと気付き、
お客様への対応を一から見直したという。

どうしたら店がお客様にとって心地良い場所になるかを考え、
きめ細かな心配りを徹底した。お客様と話す時は聞き上手に徹し、
相手が話したいことを聞き出し、はしゃぎすぎず出過ぎず、
機知に富んだ大人の会話を心がけた。
お客様の来店の翌日にはお礼の電話を入れるようスタッフにも徹底した。

努力は実を結び、店はまたお客様であふれるようになった。
「やっぱり初心が一番大切。何かあったら常に立ち返るようにしています。
それと宮古の言葉で言うアララガマ精神。くじけずに頑張り通す精神。
これも大切。私、負けず嫌いだからここまで頑張れたの」
と微笑みながらも芯の強いまなざしを向けた。

 「中の町は人通りは減っているけど、町全体で協力して
努力すれば必ずまた以前の様になると信じてます。
私は社交街の副理事をしていますので
今後の社交街を託せる後進を育てるのが今の目標。
お店で心がけているのも人材の育成。接客が下手な子でも
すぐには見捨てずにじっくり教えて育てていますよ。」と話すノリ子ママ、
今夜もお客様に喜ばれる接待を心がけながら、
中の町の活性化と人材の育成を胸に奮闘している。

(次回はプリムローズの我謝いつ子ママを紹介します)

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