2007年10月13日

マスター波瀾万丈 vol.3

(「中の町の中・9月号」より)

ライブハウス ジャンバラヤ  

 ジャンバラヤのマスター


「目標は古希まで歌い続けること」




 ビールのネオンライトが輝き
Aサインバーの面影を色濃く残す店内。
5人編成の生バンドの演奏が始まり
マスターがマイクを握った瞬間、
客席は一気にジャンバラヤワールドに突入。
お客さんは大いに盛り上がり、
フロアでは踊り出す人も。
平日にも関わらず客席は満席。
土日になれば入場するのも困難な状態になるという。
タンバリンを叩きながら踏むステップの軽快さが小気味よい。
スリムなその容姿からはとても
マスターが58歳とは想像が出来ない。

 マスターは18歳の頃からずっとバンドマンとして活動、
波の上、コザ、金武、辺野古等のライブハウスで歌い続けてきた。
「昔は歌うために働いていた。10日のうち9日は大工の仕事を。
残りの1日は好きな歌を。細々と食いつなぎながら
大好きな音楽を続けてきました。」とマスター。
音楽から離れることなんて考えられなかった。
そして12年前の11月、
ついに念願のライブハウスを現在の場所にオープンさせる。
「ライブハウスで飯を食えるのは奇跡みたいなもの。
他の仕事をせずに大好きな歌を毎日歌えて、
従業員にもバンドマンにもペイできて、
更に自分にもわずかばかりのものが残る。
こんなすごいことはない。
大金は儲けてないから、
僕はいわば『低レベルな大器晩成型』だと思います。」とニコニコと話す。

 店のオープンは深夜十二時から。
四十五分の演奏と十五分の休憩を交えて五回のステージをこなす。
ステージの間、音楽はノンストップ。
誰もが知っているポップス、ジャズ、ロック、歌謡曲など
あらゆるジャンルの名曲が次々と演奏され、
お客さんのハートをわしづかみする。
かけねなしで楽しむことが出来るお店だ。
「以前は俺の歌を聴け!って感じだったけど
今は聞いてくれて本当にありがとうっていう感じ。
自分の歌を聞いてくれるお客さんを心から愛おしく思います」と言う通り、
曲の合間には『愛してるよ』『好きです』という言葉が自然にこぼれ出る。

マスターはFMコザ木曜日夜7時の
「ジャンバラヤの皆さんのおかげです」という番組で
パーソナリティをつとめている。
ジャンバラヤの井戸端会議が話題のメイン。
密かにディープなこの番組、
マスターオリジナルの「Aサインブルース」も流れるので要チェックだ。

「今の目標は古希まで歌い続けること」とマスター、
「幸せな人生だと思います。毎日が青春ですから」と話す。
古希といわず米寿まで、
いや、白寿まででも現役ミュージシャンでいてください。




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