2007年12月07日

ママさんリレーエッセイ vol.5

(「中の町の中・11月号」より)


てんきゃらっと 

古謝博子ママ


守りじゃなく常に攻めの経営を





 黒の着物をあでやかに着こなし、スタッフにてきぱきと指示を与える。
無駄がなく、とても美しい所作の女性が今回紹介する「てんきゃらっと」の古謝博子ママだ。
若手ながら、20名余のスタッフを抱える、中の町屈指の大型店舗のママさんだ。

 ママが現在の場所にお店を構えたのは6年前、
それまでは諸見で「てん」という店を15年間経営していた。
「元々人と接するのが好きだったのでこの道に入りました。天職です」と博子ママ。
てんきゃらっとの店内に入ってまず目につくのが人造の滝。
そして高い天井。白を基調とした落ち着いた店内にはバーカウンターと通常のカウンター。
どのスペースも洗練されていてお洒落だ。客席は60席、
いつも大勢のお客様で賑わっている。

 こんなにたくさんのスタッフを雇っているママ、苦労も多いのではないかと尋ねると
「まずスタッフを信用して任せることが大切。『実るほど頭を垂れる稲穂かな』で、
いつでも腰を低く謙虚に人の話を聞くようにスタッフに言っています」と話す。

 ママ曰く、この店のスタッフはみんな個性的。
そして一人ひとりがプロとしての意識を常に持っているという。
それもそのはず、ママの営業姿勢がしっかり浸透しているからだ。
「この世界はシビアです。弱肉強食の世界。
その中で、店のブランドを維持するためにスタッフには常に意識向上を呼びかけています。
前向きに努力をしていかないと
店のレベルが低くなってはお客様は離れてしまいますから」ときっぱり。
守りではなく常に攻めの経営に徹していると言う。
ママの店からはすでに6名がのれんわけして巣立っていった。
どの店もママの精神を受け継ぎしっかりとした営業を展開しているという。

 そんなママもオフの日には自分流のライフスタイルを楽しんでいる。
趣味は琉球舞踊と陶芸。
なるほど板についた着物の着こなしはそこから来るのかと納得した。
陶芸暦は5年、皿や箸置きなどを作っているという。
「形は悪くてもすべて一点ものなので愛おしい品々です」と柔らかな笑顔を見せた。

 最後に中の町の活性化について尋ねると、
「他所のいいところはどんどん吸収して
自分たちの経営に活かしていくことが大事。
グループの垣根を越えていろんな人たちが交流を深めて、
たとえばママさん同士で那覇や浦添などの元気のあるところに
見学に行って勉強してくることも大切なのでは」と画期的な提案をしてくれた。
中の町のニュージェネレーション・ママは今日も攻めの姿勢で大店舗を切り盛りしている。

てんきゃらっと TEL 933-3999



次回はアドバンスの大城睦子ママを紹介します。




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